不妊症とは、妊娠を希望して、1年間性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立を見ないことと定義されています。原因として、受精卵の卵管通過障害や着床障害、排卵障害、内分泌ホルモン異常等、専門的に色々と考えられています。検査をして、原因が分かることもありますが、検査をしてもよく分からないことも往々にしてあります。
近年は、自費の検査でありますが、卵巣予備能(妊娠できそうな卵胞がどの程度残っているかの指標)を見るAMHなどの検査もあります。
治療法としては、ご自宅でできる基礎体温計測や尿検査から、排卵日を推定して行うタイミング法、クリニックに通院しながら卵胞径を超音波検査で計測して行う(必要に応じて排卵誘発剤を併用)タイミング法、人工授精、卵胞刺激剤等を併用した体外受精、顕微授精等があります。当院では、不妊相談や超音波検査、尿検査等を使用したタイミング法、人工授精(必要に応じて排卵誘発剤を併用)、精液検査、通水検査を中心にした治療を行っております。
体外受精が必要と思われる方や、早期に体外受精までステップアップした方が良いと思われる方については、不妊症専門の治療施設をご紹介させていただきます。最初から不妊症専門の治療施設に通院されることは、いささか敷居が高いように感じられて通いにくい方や、まずは相談や検査からという方には、当院はピッタリだと思います。